第32話 裏切りの逃亡者 And Then There Were None?
Teleplay: Eli Talbert & Carol Mendelsohn
Story: Josh Berman
Director: John Patterson
//Cast//ウィリアム・ピーターセン/マーグ・ヘルゲンバーガー
ポール・ギルフォイル/ジョージ・イーズ/ゲイリー・ドゥーダン
ジョージャ・フォックス
Eric Szmanda/Robert David Hall
夜、賑やかラスベガス。盛り上がっているカジノから始まる。収益金を集める警備員。そこにサングラスをかけた金髪女性が銃を取り出し、シャンデリアを打ち落とす。騒然とするカジノ内。彼女と一緒に来た二人の女性が警備員を撃ち、収益金を奪う。警備員室で指示を出す警備員。犯人と警備員の銃撃戦が始まる。犯人の一人が撃たれるが二人はそのまま立ち去る。
現場に来たギル。ジムが状況を説明する。死者は警備員5名、犯人1名。犯人は最も金の集まるテーブルを狙って襲った。女性三人のプロだと言うジム。三流の盗人だと言うギル。25万ドルも奪ったのにそれはないだろう、とジム。ベガスのカジノにとっては(25万ドルなんて)はした金だ。レジだけでも常に100万ドル以上はあると返すギル。たとえ三流でも危険な女たちだとジム。例え三流でも危険だと言うことには同意するが女たちということばには笑い、カツラを取り、違うとギル。女性ではなく、男性。眉間に皺を寄せるジム。
現場検証をしているウォリックとニック。銃弾を採取し、犯人は45口径で撃ったとウォリック。警備員も反撃したようだ、9ミリでとニック。一年前まで警備員は銃を持てなかったのに時代が変ったとぼやく二人。周囲では警備員や警官がそれぞれ仕事をしている。
ギルはジムから先月ラフリンでも同じ手口で襲われたと話を聞く。そっちは予行演習だとギル。ここもそうかもしれないとジム。
物騒な時代になったもんだ、おちおち仕事もしてられない。こんなのマフィアの時代にはまずありえい。あったとしても犯人は全員その場で射殺されて騒ぎにはならないと警備員に言っているフロアマネージャー・ダンカン。ジムが後から声をかけ、何があったのか話してくれと言う。現金をカートに移した直後、シャンデリアが落ち、凄い音がした。だから床に伏せた。そして銃声がやむのをひたすら祈った。と話すダンカン。ありがとう、帰る前に治療を受けてくださいと言って解放するジム。参考にならんな、と言うジムに対し、おおいになったとギル。とっかかりができたと落ちたシャンデリアを見る。シャンデリアに警備員の気をそらし、その隙にを射殺。犯人は金を奪い出口へ向かい、逃走。騒ぎは奥に広がり、金はその逆だと推測する二人。
一台の車が車道を走っている。中にはキャサリンとサラ。カールネバリーって田舎ね、とぼやくキャサリン。平和ね、とサラ。平和? 人口の5%が殺されたって言うのに、とキャサリン。殺されたのは一人って言わなかった? と驚くサラ。ええ、人口は20人、と自分が間違っていないことを言うキャサリン。
現場の建築物では警官が前に立っている。120キロ来るのに2時間もかかった、迷った? と嫌味を言う警官。別にいいでしょうと交わすキャサリンだが、忙しいんだと言う警官。早速現状の説明を始める。被害者は店の店員で、胸を一発撃たれ、カウンターのところに倒れている。被害は金を盗まれた。
サラが警官・スペンサーに何か触った? と訊くと警官になって14年、現場を確保するくらいのことは心得ていると答える。「失礼」と素直に謝るサラ。いいえ、と言って、管轄が150万平方メートルあるからもう行かないと、と行ってしまう。
店内に入る二人。床に落ちている砕けたジャガイモ。手にし、サイレンサー代わりだと推測するキャサリン。しかしなんでこんな田舎町でサイレンサーなのか理解できない。サラは店内の商品を見たり、遺体を見たりする。レシートを見つけ、最後の客は八時間前に来ていると言う。「八時間前? 通報は二時間前ね。どうしてそんなに」と理解できないキャサリン。かけ札を準備中にして時間を稼いだを推測するサラ。「でもカメラには気づかなかったようね」と防犯カメラを指すキャサリン。サラがカメラを取り外すと電池で点滅する偽物だった。要するに犯人は映ってないのね、と首を横に振るキャサリン。
現場で事情聴取をしているジム。犯人は三人で、銃を持って入ってきたと言う客。店員は2人組みと言ったり、客の中には4人だと言ったり、バラバラ。
ジムのもとに来たギルに17人に訊いたが一致する点はないとお手上げ。ギルは大学教授の数に関する実験の話をする。いい話だ、ゴリラを見たら逮捕する、とジム。言いたかったことはそれじゃないのにな表情のギル。
ニックは車がここに停まっていたという証言の現場に。車種は覚えいないが、カラーはベージュで、おんぼろ車。みんなここに停めるので10分経ったらレッカー移動させると話すスタッフ。急発進したのではなく、吹かしただけ。ニックは残っているオイルを臭う。エンジンオイル? と訊くスタッフにトランスミッション・オイルだと言う。しかし赤じゃなく茶色で、色が違う。
監察室で犯人の背中から銃弾を摘出してるアル。そこにギルが「弾の摘出は芸術ですね」と言って来る。犯人の名はアダム・ブラウワー。背中を至近距離でホロー・ポイントで撃たれた。弾の先がひしゃげるから傷が広がると説明するアル。弾の口径をギルが訊くと45口径だと答える。警備員の銃は9ミリでホロー・ポイントじゃな、ということは仲間に背中を撃たれたことになると渋い表情のギル。「裏切られたってことだ」とはっきり言うアル。
かけ札から指紋を摘出させているキャサリン。急いでレジに向かうならカウンターを飛び越えるとカウンターを調べているサラ。靴跡が見つかる。店内に入り、ジャガイモを通して店員を撃ち、カウンターを乗り越え、レジから金を奪い、ボードを裏返して逃走したと推測される。靴のサイズは5か6で未成年者の可能性が高い。
呼んだか? とウォリックのところに来るギル。ええ、と飲んでいたコーヒーを置き、これはカジノの監視カメラ、とモニターを見せる。女装した犯人が三人入ってくる。女装をしなくてもと言うギルにマスクじゃあ芸がないと言って、赤いコートと青いコートの二人がチームになって警備員を射殺、黒がシャンデリアを落としたと説明する。ブルーが死んだ奴だ、赤を拡大してくれと言うギル。どんなに厚化粧をしても咽喉仏は隠せないと拡大したが目を見て言うウォリック。犯人はコイツだ、至近距離から45口径でとギル。酷い奴だとぼやくウォリック。次に黒を拡大させるギル。咽喉仏もヒゲの剃り跡もない、完璧だとウォリック。「女装の女が女装の男に混じる。これこそ完璧な変装だ」とギル。
夜が明けている。カウンターに蛍光パウダーを塗って調べているサラ。普通は黒よ、と苛立っているキャサリン。苛立っている原因は副検視官が4時間も送れていて、遺体が搬送できないと帰れないし、ギルからも連絡がないからだ。文句を言っているキャサリンを無視し、グリーンもいいかもねとサラ。なんで自分がこんなところに来なきゃいけないわけ? ひよっこじゃあるまいし、現場を選ぶ権利があると怒っているキャサリン。サラは無言でカウンターの売り物を渡す。食べている間は大人しいか、と開けるキャサリン。サラはカウンターの中に入る。
サラ:鏡ある?
キャサリン:おしゃれしたって無駄よ。犯罪現場では(鏡を渡す)
サラ:仕事よ
キャサリン:あらゴメン
鏡を使って遺体を見るサラ。そこにデヴィットが来る。遅いわね、とキャサリン。早速「死臭がする」と言うデヴィット。カウンターからサラが立ち上がり、触ってないわよ、と言う。信用してますと笑うデヴィット。遅刻の理由は何? と訊くキャサリン。曲がる道、間違えたんですと俯くデヴィット。
雑誌を読んでいるグレッグ。そこにニックが入ってきて「サーフィンか?」と声をかける。「ああ、結構上手いんだ」と答えるグレッグ。「こっちは沖に流されてる状態だ」と助けを求めるが「気力で波に打ち勝たなきゃ」と気の抜けた返事。結果が出たから呼んだんだろうと改めて言いなおすが、まだ分析中と機械を指すグレッグ。
結果はトランスミッション・オイル。結果を見て「Fタイプにデキシロン?」と驚くニック。「だから?」とグレッグ。サーフィンの本じゃなく車の本読めよ、と雑誌を取り上げ「車に合わないトランスミッション・オイルを入れたんだ。このFタイプっていうのは昔のフォードのでどぎつい赤い色。デキシロンはGMの黄色いオイルでサラッとしている。デキシロンをフォードに入れるとFタイプに入れると摩擦でギアがきしむ。セカンドがまずやられる。摩擦でオーバーヒートしたエンジンはトランスミッションオイルを焦がして茶色に変色させる。道路に漏れてたのがそのオイルだ」と説明する。「おめでとう、おもらししてるフォードを探せ」とグレッグ。「いやそれだけじゃあ残念。セカンド・ギアが固くて入らないやつ」と訂正するニック。「じゃあ遠くに逃げられないね」と言われ「もうどっかに乗り捨ててるよ」と返す。
アパートの廊下を歩いているウォリックとジム。アダムはカジノの清掃員をやっていた過去があり、その前は重窃盗罪で4年間服役していたと説明するジム。部屋の前に着き、(管理人が居ないので)どうするかと訊くウォリック。令状があると見せるジム。鍵もあるし、と工具を取り出し、あける。
部屋は結構雑然。何を探すのかと訊かれ、アダムと共犯者を繋ぐものと言って調べ始めるウォリック。洗濯物を犯行前どこに居たか解るかもしれないからラボに運ぶと採取するウォリック。ジムがクローゼットを開けるとカツラとブラジャーが出てくる。「こりゃ凄い、カツラとブラジャーがどっさり」とブラジャーをウォリックに見せるジム。
ラボに帰り足跡を分析しているサラ。
別室で分析しているキャサリン。そこにサラが結果を持って来る。靴はスケッチャーズでサイズは大人用の5、女性用。仮説でたてた未成年ではなかった。指紋のほうは採取したもののうち完全なものは39個。ボードの指紋が判明するが、あの警官のもの。「冗談でしょう。やっぱり現場を荒らしてたわけ」と信じられないサラ。上司に報告するとキャサリン。「当然。罰よ」とスタッフ女性。レジの指紋が一致し、該当者が出てくる。「タミー・フェルトン」と出された写真を見てつぶやくキャサリン。逃亡者で人格破壊者。ギルときゃサリンで捕まえた過去があり、特技は泣き落とし。実の親が保釈金を支払ったが彼女は逃げた。タミーは子供ののときに誘拐され、犯人に育てられた、それを知って養父を殺した話すキャサリン。スタッフに指紋の照合を続けるようい言い、立ち上がる。タミーは一人じゃない、人を利用する子よ、とサラに付け加える。
廊下を歩いているギル。そこにキャサリンが「主任」と声をかける。「犯行現場が遠いと文句を言いたいなら文章にしてくれ」と話を聞かずに行こうとする。「読まないくせに。タミー・フェルトンを覚えてる?」とあとを追うキャサリン。
ギル:逃げた奴は絶対忘れない
キャサリン:戻って来たわ。カルネバルに現れた。あのコンビニで起きた殺人事件の容疑者よ
そこにグレッグがギルを呼ぶ。キャサリンも連れて行く。
カジノで使われた弾の話。45口径だから犯人の物で、意外な物が付着していたと言う。特殊なものではないが、意外な物。もったいぶるグレッグを急かすキャサリン。銃弾にジャガイモがついていた。銃身にジャガイモが残っていたからとつながりに気づくキャサリン。カジノで使われた弾だと信じられないギル。解っている。犯人のうちの一人がカジノを襲撃する前にコンビニを襲撃し、ジャガイモをサイレンサーの代わりにたと話すキャサリン。「タミー・フェルトン?」と半信半疑のギル。強盗は三人、アダムは現場で死亡。タミー・フェルトン、そして謎の人物と言っているとそこにサラがもう一つコンビニの指紋が一致したと来る。ドアノブの指紋はダリン・ハンソン、前科があると写真を見せる。顔を見合すキャサリンとギル。知っているのかと訝しがるサラ。ダリン・ハンソンはタミーの養父と警察から逃げいてた男。その後タミーが養父を殺し、ダリンと逃げていた。まるでボニーとクライドね、ベガスにぴったりとウンザリしているキャサリン。
ラボでカジノ襲撃事件の銃弾とコンビニ強盗の銃弾をボビーに照合し、見せてもらうギル。キャサリンに「ジャガイモは真実を物語っていた」と言う。同じ銃、これは一つの事件と言うキャサリン。容疑者は三人と話しているところにニックがジムから連絡があって逃走車両が見つかったと報告しに来る。間違いないのかと確かめるキャサリン。77年製マーキュリー・クガー。色はベージュ。マーキュリーはフォードの車だ、と言い、行こうと促す。
車が乗り捨てられた現場のジム。そこにギル、キャサリン、ニックが来る。ここで乗り捨てたのならどこかに次の車を用意していたはずだとギル。行きましょうとジムを呼ぶニック。二人で茂みの中に入って行く。警部ならどこに(次の車を)隠すかと訊くニック。この茂みだろうな、と言うとそこに一本のタイヤ跡がある。もう一本は? と訊くジムに一本ですよ、と車ではなくバイクだと考えを切り替えるニック。
ギルとキャサリンは乗り捨てられた車を調べている。事故で落ちたんじゃないな、と言うギルに乗り捨てたのよと言って、トランクを調べようとするキャサリン。何か布がはみ出しているが、鍵が閉まっているため、現場にいた関係者にあけてもらう。息を呑む二人。中からタミーの遺体が出てくる。
監察室でアルがタミーの遺体を検視している。そこにキャサリンが来る。「抵抗してない、でしょう?」と言うキャサリンにどうして解るのかと驚くアル。ただ一人、信頼してた人にやられたことだからと答えるキャサリン。ダリン・ハンソンに愛されていると信じて疑わないままと付け足す。
首のに犯人の皮膚が着いていた、とサンプルを渡すアル。DNAを調べてみると受け取るキャサリン。アルが両親に連絡すると、何故か安堵していたと不思議がる。居場所が解ったから、とやるせないキャサリン。
押収した車を調べているニックとウォリック。車内を調べていたウォリックが人差し指をニックに向ける。「宇宙人じゃないよ」と言うニックを笑い、アダムにも同じ粉が着いていたと話すウォリック。見てみろと、見せる。
その粉をグレッグに分析してもらう。
グレッグ:魔法の粉ね
ニック:人を犯罪者にしちゃうね
ウォリック:ものは何だ
グレッグ:SiO2。シリカの粉。その大きさは砂の100分の1にも満たない。
ギル:(入ってきて)車はもう調べたのか?
ウォリック:ええ。シリカって知ってます?
ギル:ガラスの原料で露天掘りする。それが?
ニック:アダムの服と逃走に使われた車とに付着してたんです
ギル:カルネバリの外れに炭坑跡がある
グレッグ:観光案内まっ青
夜、炭坑跡に警官と友に来るギル、ニック、ウォリック。あたりを見渡し、見ろ、と示すギル。そこにバイクがある。何か臭うな、とニック。誰かがトイレでふんばってんじゃないの? と茶化すニック。しかしニックとウォリックはふざけあっている口調とは裏腹に拳銃を取り出し、構える。前に居るギルが、よし行くぞ、と踏み出す。援護する二人。ギルがドアを開けると眉間を撃たれ、死亡したダリン・ハンソンが居る。45口径だ、と銃弾を拾い上げるウォリック。アダム、タミー、ダリン、全員死んだ、と銃をしまうニック。これで容疑者は居なくなった、とウォリック。
CSIに戻り会議をしているギル、キャサリン、ニック、サラ。「カジノ強盗は三人。タミーは黒、アダムはブルーのコート、三人目はダリンだ」と写真をテーブルの上にばら撒くギル。
キャサリン:コンビニからダリンとタミーの指紋が出て、殺されたのはカジノ襲撃の数時間前
ニック:その同じ中でアダムを殺害した
ギル:カメラの映像から射殺したのは後ろに居たダリンだと判明した
ニック:動機は何でしょう
サラ:欲望。人数が減れば分け前が増える
キャサリン:タミーを殺した動機も同じ
ニック:裏はとれた?
キャサリン:首についた上皮組織のDNAはダリンのよ
ニック:つまりダリンは独り占めしようとした
サラ:でも死んだ。誰に殺されたの? お金はどこよ
ギル:ダリンとタミーがコンビニの店員を殺した理由も解らん
キャサリン:大金を奪う直前だもの、レジのお金が目当とは思えないわ
サラ:疑問だらけじゃないの
ウォリック:(入ってくる)ラフリンのCSIと電話で話したんだけど、先月のコテージカジノの事件だよ。あっちの監視カメラに映ってた強盗犯は全部で四人だ
ニック:タワークラブのカメラは見落としたのかも
ウォリック:いいや、見落としたのは俺たちだ
事件当時の映像だ、とモニターに監視カメラの映像を映し、説明するウォリック。左右に割って入り口とテーブルの画面を両方見せる。シャンデリアが落下する前にフロアマネージャーが伏せている。「よくモグラを見つけたな」と感心するギル。
ウォリック:奴の名前はマックス・ダンカン。三週間前に転職してきた、その前は
キャサリン:なるほどね。ラフリン、コテージカジノ。
ウォリック:ああ
ギル:早速警部に逮捕してもらおう
キャサリン:私も行くわ。あとで連絡する
荷物を車に載せているマックス・ダンカン。そこにパトカーやジムたちが来る。質問は署で伺う、と言われ手錠をかけられるダンカン。弁護士を呼ぶと言うダンカン。車を擦り、シリカの粉を見つけたキャサリンに「そのほうがいいわ」と言われる。
取調室で「君は千里眼なのか?」とジムに訊かれるダンカン。何ですって? とちょっと馬鹿にした雰囲気で返す。キャサリンが監視カメラに映っていた、一人何もおきていないのに伏せてたわねと指摘する。銃が見えたから伏せたと白を切ろうとするダンカン。「よし質問を変えよう、逃げようとしてたな。人を殺したからか?」と切り替えるジム。誰も殺してないよ、と答えるが、キャサリンにダリンのこと忘れた? あなたの車に付着していた粉はシリカ、ダリンの殺害現場にあったとしてきすると、行ったことは認めるが、殺していないとキッパリ言う。それ以上は言わないほうがいい、と弁護士に止められるが、はっきりさせたいんだよと言うのを辞めない。行くには行ったけど、もう死んでたんだと主張し「解った、認めるよ。確かに手を貸した。時間と狙う場所を教えた。だからいち早く伏せたんだ。それだけだ」とカジノ強盗に関しては認める。念を押すジム。「今のじゃあどうしてダリンに会いに行ったのか解らないわ」とキャサリン。何も喋るな、と弁護士。「分け前を取りに行ったんだ。ところが金はないし、ダリンは死んでるし、パニくったよ。でも殺しちゃいない。殺人なんて濡れ衣だよ」と喋るのを辞めようとしない。「重罪を犯した犯人が殺されたら共犯者は全員容疑者だ」とジム。「アダムを殺したのはダリンだし、濡れ衣って言われてもねぇ」とやや呆れ気味のキャサリン。見かねた弁護士が「取引を」と言う。ジムがダリンを殺したのは誰だ、吐けと言う。しかしダンカンは自分はダリンとしか話したことはない、他の三人とは会ったこともない、と言う。取引はなしだ、とジム。警官に連れて行かせる。
弁護士も去り、ウソをついているとは思えんな、と言うジム。同感ね、四人居たのよとキャサリン。ラフリンを襲ったのは四人、その四人目がダリンを殺し、のうのうと生きてる、札束と45口径を持ってと推測する二人。
以前(#30/II-7)で出てきたスタッフ・音響捜査官アーチー。パソコンの画面に監視カメラの映像を出し、四人のうち三人はダリン、タミー、アダム、全員死亡したと言う。ギルが殺された、と肯定する。四人目の映像もあり、サラがこの男が二つのカジノの金を独り占めしたと言う。ギルが「しかし女装していて顔が解らない」とぼやくと「いえ、解りますよ」と表情が明るくなるアーチー。正確じゃないけどイメージはわかるとCGでシュミレーションを出す。出てきた顔を見て「ペイル」と声をあげるサラ。彼はコンビニ店員。しかしベガス襲撃の前に殺されている。レジを空にしたのは強盗に見せかけるため。ダンカンはラフリンの時、四人だったから四人と言っただけで、今回は見る間もなく伏せったから解らなかったと納得する二人。相変わらずダリンを撃ったのは誰か解らない。
キャサリンが「ボビーおねがい」と分析を頼む。またカジノ強盗関連? と調べ始める。銃弾を見て、先はひしゃげてないからダリンのじゃないな、と言う。ダリンが喰らった弾だ、とニック。45口径のオートマチックタイプに使われる銃弾。電子顕微鏡で確認し、すぐ戻ると銃を取りに行く。二丁持って戻り、ヘッケラー&コックUSPかグロックだけだと見せる。どっちなの? と急かすキャサリン。少し待ってと言って溝を数える。6本でヘッケラー&コックUSPだと解る。グロックは溝が8本。
登録を調べるように言うニック。高価だし、闇では買えないからそんなに出回ってないと言うボビー。出てきた結果は州で今でも使われているのは七丁あった。リストを見て、意外な人物ね、120キロ離れたところに、と呟くキャサリン。
警官・スペンサーが「殺人の容疑?」と訊き返している。「殺人と25万ドルの強盗容疑」と言うジム。金はどこかと訊くキャサリン。自分は警官だと否定するスペンサー。その警官がなぜ悪党と組むこととなった、と訊くジム。パトロールの途中でジャガイモをサイレンサー代わりにしても音には気づく。警官なら中に入る。そこで逮捕しなかったのはタミーが買収してきたから。偽装して店を出るスペンサー。と推測するキャサリン。
キャサリンがしゃがみ、靴を見る。炭坑は管轄なのかと訊かれ、否定するスペンサー。炭坑に行ったと確信し、言うギル。
過去回想。トイレに居たダリンを射殺する。時間軸が戻り、ジムが金をありかを訊く。しかしギルが電気を消させ、シリカは決勝だから光をあてると輝くとライトを当てる。そしてそのあとを追う。ロッカールームに入り、スペンサーのロッカーを調べると底から金の入ったバックが見つかる。
いい暮らしがしたかったと白状するスペンサー。法を犯して? と訊くギルにあんたには解らないと突っぱねる。私たちも高給取りじゃないわ、とキャサリン。「昔からずっと憧れてたんだ。カジノで大当たりしたり、ツキまくってる奴って居るだろうああいうのに」と呟くスペンサー。「ツキに見放されたな。連行しろ」と指示するジム。入り口に居た警官が連れて行く。
キャサリン:25万ドルで警官が血迷った
ギル:軟弱者ってことだ
キャサリン:みんなそうよ
キャサリンを見るギル。微笑むキャサリン。
二つの事件が起こったように見えて、実は繋がるというタイプ。
しかし最初からスペンサーは怪しい雰囲気を出していたな、と。
欲望に目が眩んだスペンサー。本当に金の力って怖いね、と思う事件だった。いつの時代も、どこの国でも金が絡めば人を殺すし、平気で嘘を吐くようになる。世の中で一番汚いのはお金、綺麗なのもお金とはよく言ったものだ。
はたして25万ドルを得るために起こした殺人は割に合うのかどうなのか。殺された人たちにとっては割に合わないことなのは明白だが。
蛍光色の粉を使い、指紋を採取するサラが可愛かった。