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Index[Diary]本(読書) 『夏休みには遅すぎる』 

『夏休みには遅すぎる』

ダラダラというわけじゃなく、はっきりしないままに進んでいくというのがこの作家の手法なんだろうか。
三嶺と小鳩(『好きって100回言ってみな』『いいから黙って愛されな』)のような可愛らしさはなく、20代前半の男二人が自分の現状にいっぱいいっぱいで、相手を思いやる余裕もなく、ただなりゆきだけでセックスをしているという感じ。覚は大学時代寮で同室になってから強すぎる恋愛感情を抱き、一方旬滋は母子家庭、マザコンで彼女以上に愛する人を作らないと自分を戒めている。これでどうやって恋愛していくのかという感じ。
両親と同じ教職という道を歩もうとしていたが、両親の側に居ながら自分がゲイであることを黙っている重圧に耐え切れず教員試験を受けず、地元に戻らないために就職をしたはいいが自分には合わない営業職になってしまった覚。上司の嫌味にも耐えていたが、ある日大学時代の後輩・旬滋を思い出す。昼食を終え、戻ると旬滋がオフィスに来ていて、イトコで祖母が倒れたからと嘘を吐き、会社から連れ出し、そのまま拉致ってしまうのだが、大学時代好きだったこともあって次第に疑問を持つがそれでも大人しく覚はついていく。
建築家になるという夢を抱き、真っ直ぐだった旬滋というのが覚の印象だったが、再会した旬滋は違っていた。この物語の雰囲気と同じでのらりくらりとはっきりとしない。かと思えば激昂して覚に乱暴なセックスをするし、それでも覚は嫌われていないのなら嫌いになれないと旬滋を甘やかして、さらに物語の印象がはっきりしない。

後半というより終盤になってようやくすべてがはっきりとしていく。旬滋の父親と異母兄が後半になりその存在をはっきりと現すのだが、現実離れしている。ロマンチックな父親は勿論のこと超現実的な異母兄も「現実を超えた」印象が強く、現実味がない。
印象に残るのは「拉致」が好きな兄弟ということ。

関連:『夏休みには遅すぎる』菱沢九月

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