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Index[Diary]本(読書) 『一角獣の繭』 

『一角獣の繭』

遂に佳境に入った「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズ第三部三作目。
本編はあと二冊だが、次に出るのは神代センセの過去ということで、これは本編ではなく番外編なのかな、と。ということは「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズが完結するのは2010年ということになる。
あとがきを読む限りでは、本編全三部×五作品=十五作品で終わるのではなく、もっと続けて欲しいと思っている人も居るようだが、私はこれ以上伸ばしようがないと思う。あとあるのは「番外編」の積み重ねであって、決して「本編」ではない。
「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズの根底にあるのは蒼と京介の過去への回顧とそこからの脱却であって、前半は主に蒼の過去への回顧・脱却であり、後半は京介の過去への回顧・脱却である。だから京介が過去から脱却すれば本編のテーマは達成され、終わる。以降の物語は本編終了の作中年以降(例えば10年後)であったとしてもそれは本編ではなく、番外編でしかありえない。
一個人としてはここまでそぎ落として最低限のエピソードできている本編を無理に引き伸ばす必要はないように思える。長篇はどこかでダレる作品が多いが「建築探偵桜井京介の事件簿」は違う。


この瞬間で京介が姿を消し、それを追いかける蒼。ここに至るまで長かったが、無駄は一切ない。いつか京介が自分の前から姿を消すかもしれないと危惧していたが、それが現実になった。それだけのことだ。
あとは京介がどう過去への回顧をし、脱却するかである。その結果、蒼たちの元へ戻ってくるか、それとも別の道を歩き始めるかは作者のみぞ知るところだ。
深春には別れを一応言い、姿を消した京介だが、蒼との別れの描写はなかった。つまりあと二作品で蒼と京介は会わなければならないし、去った理由を納得させ、別々の道程を歩むのであればそれも納得させなければならない。
ただ守られているだけから、自分の足で立ち、守られている現状に不満を抱き、自分から立ち向かうまでになった蒼を納得させるのはちょっとやそっとじゃ無理だと思うのだが。そういう意味で、あと二作品で終わるのだろうかという疑問はある。

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『一角獣の繭』篠田真由美
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